監修:上馬場 和夫 医師
「手足が冷える」
「夏でも冷房で体が冷える」
「なんとなく体が重だるい」
冷えは多くの日本人女性が抱える悩みのひとつです。
特に近年は、夏の猛暑と冷房環境の影響で、一年を通して冷えを感じる方も少なくありません。
東洋医学や伝統医学では、古くから「冷え」は体調管理の重要なテーマとして考えられてきました。
そのひとつが、インド発祥の伝統医学「アーユルヴェーダ」です。

アーユルヴェーダでは、体質や生活習慣のバランスを整えることが健康維持につながると考えられています。
今回は、アーユルヴェーダの視点から冷えとの関係や、内側・外側から体を温める方法についてご紹介します。
冷えは日本人女性に多い悩みのひとつ
日本では多くの女性が冷えに悩んでいるといわれています。
その背景には、
・冷房環境
・薄着の習慣
・運動不足
・不規則な生活
・ストレス
などさまざまな要因があります。

特に現代は、
「外は暑いのに室内は寒い」
という環境が増えています。
オフィスや電車、商業施設などでは冷房が強く効いていることも多く、知らないうちに体が冷えてしまうことがあります。
また、お腹や足首、首まわりなどは冷えの影響を受けやすい部位として知られています。
アーユルヴェーダとは?
アーユルヴェーダは、約5000年前にインドで生まれた伝統医学です。
「生命の科学」とも呼ばれ、一人ひとりの体質や生活習慣に合わせて健康を考えることを特徴としています。
アーユルヴェーダでは、人の体は3つの生命エネルギー(ドーシャ)によって構成されていると考えられています。
それが、
・ヴァータ(風)
・ピッタ(火)
・カパ(水)
です。

ヴァータ(風)の特徴
ヴァータは「風」や「空」のエネルギーを表します。
体の中では、
・動き
・循環
・神経の働き
などに関係すると考えられています。
ヴァータのバランスが乱れると、
・冷えを感じやすい
・乾燥しやすい
・落ち着かない
といった傾向が現れるとされています。
冷えは、ヴァータの乱れが主な要因となります。
そのため、冷えに悩む方は、ヴァータのバランスを意識することが大切だと考えられています。
ピッタ(火)の特徴
ピッタは「火」のエネルギーです。
消化や代謝などに関係するとされています。
ピッタが強い人は、
・活動的
・エネルギッシュ
な傾向があります。
一方で、暑さを感じやすいこともあると考えられています。
カパ(水)の特徴
カパは「水」と「土」のエネルギーです。
体の安定や潤いに関わるとされています。
カパが整っていると、
・穏やか
・安定感がある
といった特徴があります。
アーユルヴェーダでは、この3つのバランスを整えることが健康維持につながると考えられています。
アーユルヴェーダにおける「内側から温める」方法
アーユルヴェーダでは、まず体の内側を整えることを大切にしています。
代表的な方法としては、
温かい飲み物を取り入れる
冷たい飲み物ばかりではなく、
・白湯
・温かいハーブティー
・温かいスープ
などを取り入れることが推奨されています。

温かい食事を意識する
体を冷やしやすい食事ばかりではなく、
・煮込み料理
・スープ
・発酵食品
などを積極的に取り入れる考え方があります。
規則正しい生活を送る
睡眠不足や不規則な生活は、アーユルヴェーダでもバランスを乱す要因と考えられています。
生活リズムを整えることも温活のひとつです。
アーユルヴェーダにおける「外側から温める」方法
アーユルヴェーダでは、外側から体を温めることも重視されています。

入浴
湯船にゆっくり浸かることで、リラックスしながら温活を行います。
現代でも取り入れやすい方法です。
オイルケア
アーユルヴェーダではオイルを用いたセルフケアも有名です。
肌を保護しながら温かさを保つ考え方があります。
首・お腹・足首を冷やさない
アーユルヴェーダでは、体の冷えやすい部分を保護することも大切とされています。
特に、
・首
・お腹
・足元
を冷やさない工夫は、日常生活でも取り入れやすい温活習慣です。
冷え対策は毎日の小さな積み重ねから
アーユルヴェーダでは、健康は日々の習慣によって支えられると考えられています。
冷え対策も同じです。
内側から温める習慣と、外側から冷えを防ぐ工夫を組み合わせることで、無理なく温活を続けることができます。
まずは、お腹や足元を冷やさないことから始めてみてはいかがでしょうか。
毎日続けられる温活習慣が、快適な毎日への第一歩になるかもしれません。
---医師監修記事はここまで---
■ミッシーリストの温活アイテム紹介■
毎日の温活に取り入れやすいシルクアイテム
冷え対策は特別なことではなく、毎日続けられることが大切です。
そこでミッシーリストの天然素材を使用した温活アイテムをご紹介いたします。
シルク腹巻
体の中心であるお腹まわりをやさしく包み込み、冷房対策や季節の変わり目にも活躍します。

シルクレッグウォーマー
足首まわり、そして第二の心臓と呼ばれるふくらはぎを冷やしたくない方に人気のアイテムです。
薄手なので夏の冷房対策としても取り入れやすいのが特徴です。

シルク五本指靴下
足元・足先の冷え対策として人気があります。
毎日の生活に取り入れやすい温活アイテムのひとつです。

これらのアイテムは、シルクだけでなく綿も使用しているため、やさしい肌ざわりと快適な着用感が特徴です。
ぜひミッシーリストのシルクアイテム、冷え対策にお役立てください。



〈この記事の監修者〉
上馬塲 和夫
医師・医学博士
広島大学医学部卒業。虎の門病院、北里研究所東洋医学総合研究所などで漢方・東洋医学・統合医療の臨床・研究に従事し、日本初のマハリシ・アーユルヴェーダ認定医師としてアーユルヴェーダの普及・研究にも尽力。現在は蒲田クリニック統合医療研究所所長、虎の門病院・らいふサイエンスクリニック漢方内科外来担当医を務めるほか、日本アーユルヴェーダ協会理事長などを歴任。著書多数。
