監修:医師 上馬場 和夫先生
「夜中に何度も目が覚める」
「冷房をつけて寝ているのに、朝起きると疲れが残っている」
「夏になると睡眠の質が下がっている気がする」
そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
近年の夏は猛暑日が続き、夜になっても気温が下がらない日が増えています。そのため、就寝時も冷房をつけたまま眠ることが当たり前になりつつあります。
しかし、暑さ対策として欠かせない冷房も、使い方によっては体を冷やしすぎてしまうことがあります。
さらに、寝汗や室温の変化なども重なり、睡眠中の環境は想像以上に複雑です。
インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では、睡眠は健康を支える大切な柱の一つと考えられています。
今回は、アーユルヴェーダの視点から、夏の睡眠を快適にするための考え方や、毎日の生活に取り入れやすい温活習慣についてご紹介します。
アーユルヴェーダでは「睡眠」は健康の土台
アーユルヴェーダでは、健康を維持するために重要な三本柱として、
- 食事
- 睡眠
- 節度ある生活習慣
が挙げられています。
どれか一つだけではなく、この3つのバランスが整うことで、心身ともに健やかな状態を保ちやすいと考えられています。
その中でも睡眠は、日中に活動した心と体を休める大切な時間です。
睡眠時間だけではなく、「どのような環境で眠るか」「眠る前をどのように過ごすか」も重要な要素として考えられています。

夏は睡眠環境が乱れやすい季節
夏は一年の中でも睡眠環境が大きく変化する季節です。
例えば、
- 夜になっても気温が下がらない
- 冷房をつけたまま眠る
- 寝汗をかきやすい
- 冷たい飲み物を飲む機会が増える
など、睡眠に影響する要素が数多くあります。
暑くて眠れないから冷房を強くする。
すると今度は寒く感じて目が覚める。
タオルケットを掛けたり外したりを繰り返し、朝までぐっすり眠れないという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

「暑さ」と「冷え」の両方が睡眠の妨げになることも
夏の睡眠で難しいのは、暑さだけではありません。
屋外では35℃を超える猛暑でも、室内では25〜27℃程度まで冷房が効いていることもあります。
この急激な温度差に体が何度も対応しようとすることで、疲れを感じやすくなることがあります。
さらに、
- 首元
- お腹
- 手首
- 足首
などは冷房の風が当たりやすく、寝返りによって布団から出やすい部分でもあります。
「暑いから薄着で寝る」
という夏ならではの習慣も、気付かないうちに冷えにつながることがあります。
アーユルヴェーダでは夜は「穏やかに過ごす時間」
アーユルヴェーダでは、夜は活動する時間ではなく、心と体を休息へ向かわせる時間と考えられています。
そのため
- ゆっくり入浴する
- 深呼吸をする
- 照明を少し落とす
- 静かな時間をつくる
など、リラックスできる時間を設けることが勧められています。
夏は特に日が長く活動時間も伸びやすいため、意識して「休息モード」へ切り替えることが大切です。
夏こそ「温活」を意識したい理由
温活というと冬のイメージがありますが、実は夏も温活を取り入れたい季節です。
冷房の効いた環境では、
- お腹が冷える
- 首元が冷える
- 足先が冷える
と感じる方も少なくありません。
アーユルヴェーダでも、必要以上に体を冷やし続けるのではなく、その季節に合わせて心地よい状態を保つことが大切だと考えられています。
つまり、夏の温活とは**「暑さを我慢すること」ではなく、「冷やしすぎないこと」**がポイントです。
就寝中の服装も見直してみよう
睡眠環境というと寝具や室温に目が向きがちですが、就寝時に身につけるウェアも快適さを左右する要素の一つです。
夏は、
- 半袖
- 薄手のパジャマ
- Tシャツ
などで眠る方が多いですが、冷房による冷えが気になる場合は、お腹や首まわりをやさしく守れるウェアを選ぶことも一つの方法です。
無理に厚着をする必要はありませんが、冷えやすい部分を意識して保護することで、より快適な睡眠環境につながります。
—医師監修記事はここまで—
■ミッシーリストから夏の睡眠環境を整えるリカバリーウェア紹介■
夏の就寝環境を快適に整えたい方には、ミッシーリストのリカバリーウェア「リカバリア」シリーズがおすすめです。
リカバリア コアルームウェア

夏向けの半袖・ハーフパンツタイプ。
首とお腹部分には血行促進素材を使用し、お腹は腹巻一体型になっています。
薄手で動きやすく、冷房で冷えやすいお腹をやさしく包み込みながら、夏でも快適に着用しやすいデザインです。
リカバリア 3首ルームウェア

長袖・長ズボンタイプですが、生地は薄手で、冷房による冷えが気になる方にもおすすめです。
首・手首・足首・お腹に血行促進素材を使用し、お腹は腹巻一体型。
夏の冷房対策はもちろん、季節を問わず長く着用できる一着です。
夏の睡眠は「眠る環境づくり」も大切
夏は暑さだけでなく、冷房や温度差、寝汗など、さまざまな要因が睡眠環境に影響します。
だからこそ、エアコンの設定だけではなく、
- 夜の過ごし方を整える
- 冷えすぎない工夫をする
- 睡眠時の服装を見直す
といった視点も大切です。
アーユルヴェーダでは、睡眠は毎日の健康を支える大切な時間と考えられています。
今年の夏は、暑さ対策だけでなく、体を冷やしすぎない「温活」の視点も取り入れながら、心地よい睡眠環境を整えてみてはいかがでしょうか。


〈この記事の監修者〉
上馬塲 和夫
医師・医学博士
広島大学医学部卒業。虎の門病院、北里研究所東洋医学総合研究所などで漢方・東洋医学・統合医療の臨床・研究に従事し、日本初のマハリシ・アーユルヴェーダ認定医師としてアーユルヴェーダの普及・研究にも尽力。現在は蒲田クリニック統合医療研究所所長、虎の門病院・らいふサイエンスクリニック漢方内科外来担当医を務めるほか、日本アーユルヴェーダ協会理事長などを歴任。著書多数。
